<今朝、考えたこと>

 朝の新聞、一面の記事。『京都・嵐山の熊射殺』。
 射殺理由は、村の近くまで降りて来て、人に危害を加える『恐れがある』から。
 以前から思っていたことだが、人間は他の生き物の命を簡単に奪えるような権利を持っているとでも言うのだろうか。
 私が嫌いな言葉に、『霊長類』というものがある。言葉を使える事がそこまで誇らしげか?言葉なんぞなくったって伝わることもあるだろう。ならば、言葉は万能ではないということだ。
 文明が発達しているからと言って、私たちの住む地球を破壊してしまって良いのか?そんな権利が誰にある。

 最近、実習でマウスの解剖をさせられた。一人一匹ずつ、目の前で殺したマウスを配って。
 その実習中に見回りしている研究生が一言。『まあ、初めての解剖でこれをするのは無理ってもんだからな』
 ならさせるなよ。一学年だけで160匹以上のマウスの命を奪っておきながら、結論がそれか!
 ふざけるのもいい加減にしろ!

 まあ、ここまで書いてはいるものの、実習を辞退できなかった私も同罪であろう、と言うことは理解しているつもりだ。
 しかし、無闇に他人の命を奪うくらいならば、自分の細胞を培養してクローンを何体も作れば良いじゃないか。自分のクローンならば、最近騒がれている『人権』とやらにも引っかからないだろう。その技術がありながら実行しない奴らに、人権について語って欲しくない。
 お前ら、自分はどうなんだ?そう、教授陣に質問したくなってきている今日この頃。
 …気分は、最悪の木曜日であった。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送