<目指すは借金返済>
もう、名前からして普通のRPGではないと思われますが、最初の紹介が借金という言葉から始まるのも…。
そんなこんなで、ファンタジー色満載の、健気な少女がいわれの無い借金を返済していくRPGです。
…ええ、RPGです。戦闘が一度も無くてもね。
<基本は何でも屋>
『精霊・妖精といった存在が伝説と化すような世界の中、主人公であるマリエルの家系は、代々妖精と深く関わる特別な家系『妖精使い』です。
マリエルの父、イアンも優れた妖精使いですが、今はちょっとした用事で家を離れていました。
マリエルは妖精のフィオナと一緒に暮らしながら、父の帰りを待っていたのです。ところが…。
ある日、一人(?)の黒猫が現れます。
右手にイアンが契約したらしい『借金請求書』を携えて。
信じられないほどの高額を請求されたマリエルとフィオナ。彼女たちは紆余曲折の末に毎月少しずつ返済していく事を約束し、その日から借金返済の日々が始まったのです…』
といった出だしから始まるこの物語。
内部で行う事は、『月一で起こるメインイベントをこなす』・『借金返済の為にお金を稼ぐ』の二つです。
ここで重要となってくるのが、彼女の職業。
妖精使いは、普通の人が入り込むと帰って来ないといわれている妖精達の世界に入れる数少ない人々。
マリエルはフィオナからイアンのこなしていた仕事内容を伝え聞きながら、自分の力で様々な依頼をこなしていきます。
が、やはりそれだけでは多額の借金を返しきれませんから、探索に行った先で拾った珍しい物(マテリアル)を売ったり、そこから新しいマテリアルを合成したりしながら返していかねばなりません。
<システムT:3種の妖精たち>
マリエルの住むこの世界には、大きく分けて3種の妖精がいます。
彼らは三者三様、個性的な存在の集まりでもあるのですけどね。
1.技能妖精
作成手順が判れば、後は必要なアイテムを揃える事で妖精の木から生み出せる妖精です。
彼らはそれぞれ決まった技能を一つずつ持ち、その性質を生かさないとダンジョンの奥地へ分け入る事は不可能でしょう。
ただ、やはり産まれ出でたばかりの存在故に難しい事や高度な事は苦手とする存在が多いようです。
2.野生妖精
彼らは、古くから世界に存在する妖精で、普通の人間では考えられないような凄い能力を有しています。
彼らとはダンジョンの奥地だけではなく、時には街中で出会うこともあるでしょう。
そして彼らとの会話や行動を通して、絶えて久しい『人間界と精霊界の掛け橋』となる事も、妖精使いたるマリエルの大きな使命でもあります。
3.奇跡妖精
勇気・希望・自由・真実…
そういった人間の純粋な心から産まれる、特殊な精霊です。技能妖精が基本的に妖精の木に住む存在なのと違い、彼らは妖精使いの心の内に住む存在とも言えるかもしれません。
これら3妖精と上手く付き合っていく事が、物語の上で大きな核となるでしょう。
<システムU:アイテム採取>
マテリアルを集める先であるダンジョンは、深い森の中や暗い洞窟の中に始まり、時には火山に潜らねばならない事さえあります。
そこには、毎回入るたびに配置が違うマテリアルが内容ランダムで落ちていますので、それを拾って帰って売るわけですね。
この時、物語が進むと奇跡妖精の内誰かと行動を共に出来るようになります。
彼女たち奇跡妖精はそれぞれ得意な採取場所が設定されており、そこに連れて行く事でレアマテリアルの入手確率がぐんと上昇します。
それぞれがどこを得意なのかも、妖精達ときちんと話していれば自ずと判るようになるでしょう。
<さてそろそろ…>
このゲームが、お勧め度を低めにしている理由に入りたいと思います。
1.ヒントが少な過ぎる!
これは、私が悪いのかもしれませんが…次に何をすべきなのか、その示唆が少ないのです。
特にダンジョンの中。
折角奇跡妖精と一緒に行動しているわけですから、何かしらの助言、という形で会話に参加してきてくれるとうれしかったのですが。
2.ポリゴンの荒さが目立つ。
これは、実際に一番気になった事かもしれません。
視点変化とポリゴン処理の折り合いが悪いのか、すぐに処理落ちしてしまう個所が数個見当たりました。
それ以外にも、もう少し凝って欲しかった場所としてキャラクターの表情があります。
『目パチ口パク』を入れて欲しかった、それもありますが…
折角キャラクターが立っているだけに、こう入った画像操作の荒さは大きく響きますね。
3.あのダンジョンなんとかせえ!
ダンジョンの各所には、何かしら普通では思いつかない形でクリアする場所が存在します。
中でも私が迷ったのが2箇所。
水のダンジョン
入り口が見つかりませんでした。ええ、あれは探したけど気付きませんでしたよ。マジで。
水晶鉱山
トロッコの線路の上を歩く場所があるんです。そこは線路として敷かれている場所は普通に歩けるのですが、
私はそれに気付かず、必死になって枕木の上をジャンプしていました。
しかも、そこから落ちたら大回りして帰ってこないと行けないんですよね。
あれは、もうちょっとでこのゲームを辞めそうになりましたよ。正直な所。
<最終的結論>
物語もキャラクターも、とても記憶に残っています。彼らは大プッシュです。
あなたがファンタジーや可愛い物好きで、かつある程度の忍耐力を兼ね備えている方ならば、断然お勧めですよ。
<追記。>
これでも、誉めてるんですよ?色々と次回に期待しながら。
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