暴れん坊プリンセス

発売元:角川書店・ESP/ハード:PS2/ジャンル:世直しRPG/お勧め度:…9


<まず最初に>
 ここを読まれる皆さん、

 題名で引かないで。お願いします。

 そんな事はともかく。とことん独特なレールの上を突っ走るRPGです。
 まあ、細かい事は今から語りますので・・・さっそく、行ってみましょうか!

<独特なシステムの数々>
@やる気制度
 このゲームの特徴として、選択肢によって登場キャラクターの『やる気』が上下するというシステムがあります。
 このやる気が低いキャラクターは、戦闘に参加しても中々有効な働きを見せてくれません。
 逆をつけば、戦闘で核にしたいキャラクターのやる気を上昇させておけば戦いが楽になります。

A戦闘システムT 3すくみ
 このゲームの戦闘では、属性として5つが用意されています。
 全属性を上回る『オーバル』・無属性の『ナッシム』・火属性の『グーゲン氷属性の『チョギラ雷属性の『パースト
 このうち、三つの属性は、それぞれグーチョキパーに相当し、それぞれの力関係もじゃんけんの要領で決定できます。
 一見ふざけた名前ですが、システム面から見ると戦略性が高く、相手の行動を予測する事から始める戦闘は中々手応えのあるものです。

B戦闘システムU 行動力&連携技
 このゲームにMPはありません。ターン経過ごとに少しずつたまっていく『行動力』を使う事により魔法や技を発動させるのです。既存のシステムで行くと、WA2辺りが似ていますね
 また、この行動力の増加量は『やる気』がアップしているほど増加します。この辺りで、1人のキャラのやる気だけを突出させる事に危険を感じるのですが(苦笑)。
 追記しますと、戦闘中はキャラクターが好きな行動を実行すればやる気がアップします。
 また、やる気と行動力が一定値以上の人物が二人以上居ると、強力な連携技を発動させられます。
 正に一発逆転できるほどの威力を秘めた技や、起死回生を狙える絶妙なフォローを行う技など、結構な数の連携技が用意されていますので、それをどう使うかが勝利のカギを握りますね。
 こちらは、既存のシステムでは説明できる物が無いと思います。

<独特な世界観&濃すぎる登場キャラ達>
 …長時間語ろうと思いましたが、やっぱ止めます(苦笑)。
 1度、ご覧になられれば感じが掴めると思いますので。
 売り場で、ケースをご覧になって下さい(爆)。

<短所、難点など>
@極端に少ない戦闘

 RPG、と称するわりには戦闘が滅茶苦茶少ない+キャラクターにレベルがありません。
 つまり、レベルを上げての力押しは出来ないシステムになっているんですね。

A戦闘参加メンバーが判りづらい
 1度の戦闘に参加するのは4人まで。これが5人以上の仲間になってくると誰が戦闘に参加するのか判断しにくくなります。
 そのため、折角やる気を突出させたキャラクターが留守番という事も時として見受けられる所は頂けません。

B利用価値の少ない装備品群
 各人に3〜4種の武器が用意されていますが、使い勝手の悪い武器の多い事。
 そしてさらに、アイテムは有っても無いのと同じ、と言いきれるほどに役に立たない物が存在します。
 利用価値の高いアイテムは『薬草』と『各種シール』のみ、でしょうね

<とまあ、そんなこんなで>
 けして、完成された作品であるとは言えません。ですが、新たな試みがわんさと盛り込まれたゲームであります。
 出来る事なら続編を希望、ということを含めて、お勧め度は多少多めにしておきました。
 変わり種or義理と人情のお笑いRPGを求めるなら、即買いです!

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送