<一つのペンダントから起こる不思議な出来事>
このお話の中核は、七角ペンダントもしくは魔水晶と呼ばれる不思議なペンダント。
主人公がそのペンダントをいつの間にか入手していた事から始まります。
<一番の特徴は?>
現実世界と幻想世界。このパラレルワールドが一つの作品に描かれている事でしょう。
それと、登場人物の特徴もその世界の特徴をよく表したものになっていますね。
<システム面からの解析>
デジタルノベルゲームをプレイする上で重要な事柄、どこでもセーブ。もちろんこのゲームでもあります。
しかも、選択肢が出ている最中でもいつでもセーブ。これは唐突に出てくる選択肢の対策としてはこまめに重要な事柄ですからね。
次に、既読スキップ。このスキップにはゲームによって二種類あります。一つは押している間スキップ、もう一つは一度押したら未読文章or選択肢まで自動スキップ。
使いやすいのは後者なのですが、このゲームでは前者の押している間スキップですからね。ちょっと残念ではあります。
もう一つ、このゲームで初めて出会ったシステムがあります。
それが、3Dルートマップ。
自分が通ってきた道順を、各ブロックごとにマップ形式で表示するシステムです。
このいつでも見れるマップのお陰で、選択肢による物語の分岐を詮索する手間が極端に短縮できますからね。
<簡単にキャラクター紹介>
このゲームは、前述したとおりに現実世界と幻想世界の二つで一つのお話です。
よって、各世界に主人公一人、ヒロイン6(+1)人が用意されているのです。
このキャラクターたちが設定の内部で複雑に結びついている様は圧巻の一言でしょう。
さて、そのキャラクター紹介は完全暴走の間に譲るとしますね。ここで書くと、相当長くなってしまいますから。
<最後に、不満点>
文章に間違いが見られます。それも、シナリオの最後の方の重要な場面で。そう言うところの誤字は、ゲームを作成する上であってはならない事柄ではないでしょうか。
そしてもう一つは、各人のCGの少なさ。一番多い人で10枚用意されているのに、中には4枚だけの人がいますからね。
ここらの偏りが無ければもっと良かったと思うのですが。
<次回作は?>
次回作は、『ミッシングブルー』。媒体をPS2へ移してのお話です。
が、実は同じ『聖遼学園』を舞台にしての物語ですからね。
只今、手元にあります。L季を完全攻略した後に始めようと思っていますが…今からすぐに始めちゃうかもしれませんね(汗)。
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