<独特さが目立つ対戦格闘>
このゲームをジャンル分けするなら、PSで少し前にはやった、キャラクター重視の格ゲー(闘神伝など)に当たるのでしょう。
そのゆえんか、キャラクターは個性豊かな顔ぶれです。
伝説の勇者の末裔が居たり、突如現れた覆面の正義の味方が居たり、はたまたただ単に散歩に出ただけの人(?)も居たりして。
その顔ぶれは、どことなくコメディRPGを思わせるものがあります。
最終目的が、数百年前に封印された魔王を倒す事ですし、ね。
<独特さその1>
このゲームには、普通のFTGとは違った趣向が見られます。
その最大の特徴とも言える物が、『勝利アイテム』の存在です。
各キャラクターと戦った時に、どのような勝ち方(場合によっては負け方)をしたかによって、戦闘後に入手できるアイテムが違ってきます。
そのアイテムですが、各キャラに16種類用意されていて、新しいアイテムを入手するごとに、サブメニューのギャラリーが充実していきます。
こう言うところも、少しRPGテイストを思わせる理由なのかもしれません。
<独特さその2>
上にも少し述べた、キャラクターの顔ぶれに関係する事です。
それぞれのキャラクターに一つ一つの物語が用意されていて、キャラクターを変えるとストーリーも変化していきます。
まあ、これは他の格ゲーでも見られる事なので、そう独特さは無いと思う方も居られるでしょう。
<有名な声優さんが続々と>
最近の格ゲーでは当り前になって来ましたが、このゲームでも多数の声優さんが参加されています。
大悟役の国府田マリコさん、雪役の白鳥由里さん、ランカーク役の置鮎龍太郎さん、まゆ役の岩男潤子さん、美砂役の天野由里さん、ノーティ役のこおろぎさとみさん、アドルフ役の速水奨さん、ドラグレス役の岩本規夫さん、ギリギリ親父役の緒方賢一さん、といった感じです。フォーロック役の人は…確認できませんでした。ごめんなさい。
<格ゲーとしては?>
はっきり言って、バランスは悪いです。
確かに、投げ抜け・受け身・飛び道具はじき・カウンター・挑発・避け・力溜め、といったシステムはあるにはあるのですが、殆ど役に立ちません。強いて言うなら受け身・避け・力溜めくらいですね。特に人との対戦では。
これをコンピュータとの対戦として考えた場合、とっても簡単な勝ち方まである始末です。
このゲームのCOMキャラは、殆どダッシュ攻撃をガードできない(しない?)ようなのです。
そこで、まず間合いを離してダッシュ。相手の眼前でダッシュ攻撃につなげ、相手が起き上がろうとするときにまた走り出してダッシュ攻撃。これだけで、ほぼ完全に勝てます。
そしてもっとバランスが取れていないのが超必殺技。これは簡単にガードできる代わりに威力が高いという技なのですが…
これもまた間合いを開けることから始まるのですが、両者が画面の端まで下がると、大概のCOMキャラはこちらに向かってダッシュしてきます。
そこで、間合いに入ると同時にコマンドを入力すればほぼ確実に命中させる事が出来るのです。相手が体力満タン、こちらが瀕死でも、4回も当てれば逆転勝ちできるほどですので。
<最終的に……>
格ゲーとしては、出来は悪い部類でしょう。まあ、闘神伝の1や3よりはバランスが取れていると思いますが。
ということで、恐らくこのゲームは一般的な分類で言う、クソゲーに当てはまるものなのでしょう。
それを理解した上でキャラクターだけで選ぶのならば、決して損はしないと思います。
今なら、中古で700円前後ですし(苦笑)
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